
商品やサービスのプロモーションを考える時、チラシやWebサイトの制作を考える場面が出てくるはずです。
その場合,自社の過去の体験や成功事例、競合他社が同様のプロモーションをしていたからなど、様々な理由でプロモーションの手段を考えていくと思います。
この時に起こりがちなのが、プロモーションの手段をチラシならチラシ、WebサイトならWebサイト、単体媒体だけで結果を出そうと考えてしまうことです。
プロモーションを考えるときに大事なことは、1つ1つの手段を分断して考えないことです。告知から販売までの流れは勿論、販売してからのフォローやリピートまで全体を一つの仕組みとして考えていく必要があります。
チラシに掲載出来る情報には限界があります。そして商品やサービスによっては、チラシに掲載されている情報だけでは、購入決定に至らないことも多くあります。
極端な話で例えば、スーパーの特売卵はチラシの情報(特別なものでない限り商品の価格で購入を決められる)だけでも購入につながりますが、住宅や生命保険のような高額商品は、チラシはターゲットの興味を引くためのあくまできっかけにしかなりません。
ターゲットが商品やサービスに興味を持ってから、どのような媒体を使ってどのように情報を集めるのか?どのような情報を求めるのか?この点を販売側が想定して、ターゲットが接触するであろうタイミング、求める情報を提供していく必要があります。
商品やサービスが高額になればなるほど、ターゲットは自分の持っている不安を解消したり、購入後自分の生活にどのようなメリットがあるのかを知りたくなります。その情報をターゲットに提供することが出来れば購入の確率は上がっていくはずです。そのために情報への接触回数を増やすための媒体や仕組みが必要になってきます。
卵と住宅では極端な例ではありますが、自分たちが扱う商品やサービスがターゲットにとってどのようなメリットがあり、購入に至るまでにどんな不安があるのか障壁があるのか、ターゲットの立場に立って考えて、それを解消出来るような情報提供の仕組みを考えてみることが大切です。
過去の体験や競合他社の情報も取り入れ、ターゲットの視点を常に頭の中に置きながら、、自社の商品やサービスのプロモーション全体の構成を考えるようにしましょう。

yamano

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